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ペットと飼い主は同じ墓に入れるのか?(2) ―アメリカでは遺言でペットを安楽死させるケースも

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犬や猫などペットはいまや、家族も同然の存在です。愛するペットが亡くなった後、火葬にして遺骨を引き取りペット霊園に納めるたり、ダイヤモンドにして手元供養する人も増えています。

では、ペットの遺骨を自分や家族の墓に一緒に入れるというのは、どうなのでしょうか。

 

前回触れたように、日本ではペットの遺骨を墓に一緒に入れることに特に法律上の制限はありません。

 

これに対し、例えばアメリカではキリスト教の影響もあってか、ほとんどの州では従来、人と一緒に動物を埋葬することは禁止されていたようです。

 

しかし近年、ペットとの関りが変化して家族同然の扱いする人が増え、ペットと一緒に埋葬してほしいという声が強まっていました。

 

そうした声に押されて、ニューヨーク州では2016年、人とペットを同じ墓地に埋葬することを許可する州法が成立しました。

犬や猫などのペットが自然死した場合に限り、火葬にして飼い主と同じ区画に埋葬してもかまわないというものです。

ただし、ペットとの共同埋葬を認めるかどうかは、墓地を経営する事業者の判断次第とされています。

 

アメリカではニューヨーク州のほかにも、バージニア州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州で同じように、ペットと飼い主を同じ区画に埋葬できるとされます。

 

ここまでは「アメリカはかなり厳格なんだな」という印象ですが、アメリカの面白いところは、「ペットと一緒に埋葬してもらえるなら、自分が死んだ後、ペットを安楽死させて埋葬してもらおう」という人が出てくるところです。

 

報道によれば2019年3月、ヴァージニア州で飼い主の遺言により、エマという名の犬が安楽死させられ、火葬した遺骨を納めた骨壷が飼い主と同じ墓地に埋葬されたといいます。

 

エマは飼い主が亡くなった後、動物保護施設に引き取られていました。施設の職員たちは他の飼い主を探すよう相続人などを説得しましたが、聞き入れられなかったそうです。

 

アメリカでも日本でも、ペットは基本的に飼主の所有物です。

 

しかし、日本ではおそらく動物愛護法によって健康なペットを飼い主の遺言で安楽死させることは認められないのではないか、実際には獣医師などが拒否するのではないか、と思われます。

また、わざわざ遺言でそこまでしようという人もいないのではないでしょうか。

 

一方、アメリカではおそらく、ペットは個人の所有物であり、所有者の意思が尊重されるという原則通りなのでしょう。

 

ペットと同じ墓に入りたいと言っても、いろいろなケースがあるものです。

 

 

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