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ペットに装着するマイクロチップとは?(2) ―安全性と健康面への影響について

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動物愛護法の改正でブリーダーなどの繁殖業者に義務付けられた、犬や猫へのマイクロチップの装着(実施は公布から3年以内)。

今回は、動物用のマイクロチップの安全性と健康面への影響についてについて取り上げてみます。

 

 

  • マイクロチップの装着には賛否両論

 

ペットにマイクロチップを装着することについては、賛成、反対色々意見があります。

 

少し前の資料(平成23年、環境省)によると、賛成派の理由として多いのは「飼い主の責任がはっきりするから」「迷子や事故にあった時に、飼い主の発見に役立つから」といったものです。

 

一方、反対派の理由では、「埋め込みが痛そうでかわいそうだから」「動物の健康に悪そうだから」「名札や鑑札をしっかりつければ必要ないから」といったことがあげられています。

出所:環境省資料

https://www.env.go.jp/council/14animal/y143-17/ref06.pdf

  • 装着は獣医師が行い、健康被害もほぼなし

 

マイクロチップの安全性についていえば、まずその装着は獣医療行為に該当し、獣医師でないと行えません。

装着は、通常の注射より少し太めの針が着いているインジェクター(装着用の注射器)を使い、予防注射等と同じ方法で行われます。

装着時の痛みは、普通の注射と同じくらいと言われていて、鎮痛や麻酔など特別な処置はほとんど行いません。

装着する部位は、動物の種類によって異なりますが、犬や猫では首の後ろの皮下が一般的です。

 

装着したマイクロチップが、動物の体内で何らかの副作用を起こすのではないかと思う人もいるかもしれませんが、マイクロチップは外部を生体適合ガラスもしくはポリマーで密閉しており、直接の影響はありません。

また、マイクロチップが電波などを発し、ペットの健康に悪影響があるのではと心配する人がいるかもしれませんが、これもほぼ問題ありません。

なぜなら、マイクロチップの情報を読み取るとき、読み取り器(リーダー)から発信される電波が、電磁誘導によってマイクロチップ内のコイル(アンテナ)に電力を発生させ、これによってICチップが起動し、データーを発信する仕組みになっているからです。つまり、マイクロチップは普段は電波を出していないのです。

 

埋め込んだ後、体内で移動するのではないかという心配については、マイクロチップメーカーがそれぞれ移動防止措置を講じていますし、万が一、移動しても皮下組織内に限られ、筋肉などに入っていくものではありません。

なお、マイクロチップを装着していても、レントゲン撮影やCTスキャンは行えます。

 

これまで日本国内で、動物の体内に装着したマイクロチップの副作用、ショック症状等についての報告は1件もないとされます。

海外でも、副作用で腫瘍が認められたという症例はほとんどなく、ワクチン摂取によるアナフィラキシーショックなどと比較しても、安全性は高いとされます。

※次回に続く。

 

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