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女子フィギュアのザギトワ選手も一目惚れ、 秋田犬ってどこがすごい?

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平昌五輪フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手。まだ15歳ながら完璧な演技と大人びた雰囲気で圧倒的な強さを見せつけました。

そんなザギトワさん、犬が大好きで、試合前には秋田犬が欲しいとお母さんに頼んだところ、「オリンピックでうまく滑ることができたら飼ってもいい」と言われていたそうです。

そのことをインタビューで知った日本の秋田犬保存会が、秋田犬のメスの子犬をプレゼント。「マサル」と名付けられたというニュースは、記憶に新しいところでしょう。

ザギトワさんがなぜ秋田犬を飼いたいと思ったのか。

いろいろ説があるようですが、オリンピック直前に日本で強化合宿をしたとき、たまたま秋田犬が載っていた雑誌を見て興味を持ち、さらに忠犬ハチ公を描いた映画を見てすっかり惚れ込んだのだとか。

その秋田犬(あきたいぬ)。日本犬の一種で、国の天然記念物に指定されています。

日本犬の中では大型で、三角形の立ち耳とクルリとした巻き尾を持ち、体毛は下毛と上毛の二層になっていて耐寒能力に優れます。

秋田犬保存協会が公表している秋田犬標準(審査基準)では、秋田犬の「本質とその表現」として次のように定めています。

沈毅(※1)にして威厳を備え悍威(※2)に富み、忠順にして素朴の感あり、地味な中に品位を持ち、感覚鋭敏にして、挙措(※3)重厚敏活共に備う。

※1 ちんき:沈着で剛毅なこと、※2 かんい:強さと威厳、※3 きょそ:立ち居振る舞い

秋田は江戸時代、土佐(高知)と並んで闘犬が盛んで、そうした中、狩猟犬として飼育されていたマタギ犬や大館地方の地犬を掛け合わせて秋田犬の原型が生まれました。

明治時代になると、他の地方の犬種や外国産の大型犬種との交配が進み、「新秋田」と呼ばれました。それに対し、昔ながらの秋田犬を保存しようと1927年(昭和2年)に秋田犬保存会ができたのです。

しかし、戦時中は食糧難で、犬に餌をやるだけでも国賊扱いされたことなどから、終戦時には血統の正しい秋田犬はわずか十数頭しかいなかったといわれます。

そこから戦後再び純血種としての繁殖が進められ、1972年には4万頭以上登録されるまでになりました。

その後は一転、今度は住宅事情の変化で大型犬を飼う人が減ったことなどから2011年には2038頭にまで減少。

ただ、最近は海外で飼う人が増加しており2017年の登録数は6671頭、うち約4000頭が国外で飼われているそうです。

なお、ザギトワさん以前にも、秋田犬は有名人にプレゼントされてきました。

古くは戦前の1937年(昭和12年)、ヘレン・ケラーが来日時に秋田を訪ね、秋田犬をもらって帰りました。忠犬ハチ公の話に感動したからだそうで、その犬が亡くなるともう1頭、兄弟犬が贈られました。

2012年には、東日本大震災時の支援に対するお礼として、秋田県からロシアのプーチン大統領にメスの子犬が贈られました。プーチン大統領は「ユメ」と名付けたこの秋田犬が大のお気に入りのようで、2016年に来日した際は安倍首相との間でも話題にのぼったといわれます。

また、2017年には秋田犬が好きだという大相撲の白鵬関に、日本とモンゴルの友好に役立てばと、秋田犬保存会の有志から2歳の雄が贈られています。

いろいろなエピソード満載の秋田犬。本当にすごい犬なんですね。

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