世界のペット事情 ネパール2025.10.15
ペットを愛する人は日本だけでなく世界中にいます。このシリーズでは各国におけるペット事情を取り上げています。今回はネパールです。
ネパールはインドと中国にはさまれ、西から東に細長い内陸国です。北にはエベレストを含むヒマラヤ山脈があり、首都のカトマンズはヒマラヤ登山の玄関口(物資調達や準備を行う拠点)として知られています。
※ネパールの位置と国旗
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nepal/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
面積は約15万 km2で北海道のほぼ倍くらいあり、人口は2913万7000人(2020年)とそれなりの規模を持ちます。
最も高い地点はエベレストで標高8848mありますが、最も低いところは標高70mなので、おそらく世界でもっとも標高差の大きな国です。
なお、日本には2024年6月末時点で358万人あまりの在留外国人がいますが、そのうちネパール出身者は20万人を超えており全体の6位、ブラジル出身者とほぼ同じで私たちにとって身近な存在です。
ネパールでは人口の約8割がヒンドゥー教を信仰しており、日常生活や文化に深く根ざしています。
その現れのひとつが「ククル・ティハール」という犬のためのお祭りです。これは毎年10月下旬から11月中旬にかけて5日間にわたって催されるヒンドゥー教の収穫祭である「ティハール」の2日目に行われ、神の使いとされる犬たちを称えるものです。
ヒンドゥー教では犬は死の神ヤマの使いとされ、来世で人を助けてくれると信じられています。そこでこの日には、飼い犬、野良犬を問わず、警察犬なども含めてすべての犬がマリーゴールドの花輪を首にかけ、額にはティカという赤い印を付け、特別なごちそうを振る舞われます。
世界広しといえど、どんな犬も分け隔てなくもてなす祭りはここだけでしょう。とても素敵な風習です。
https://karapaia.com/archives/52248310.html/k-7f1c3707-j
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