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ペットのクローンが当たり前になる日 (2) クローンはどうやってつくられるのか?

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これまで飼っていたワンちゃん、ネコちゃんと遺伝的に同じペットを再び迎えることが可能な時代になってきました。すでに中国、韓国、米国などではそうしたサービスを提供する企業が登場しています。

ペットのクローンが当たり前になる日は来るのか。今回は、クローンはどうやってつくられるのかを見ていきます。

 

 

クローンとは遺伝的に同じ情報をもった生物の個体のことで、例えば自然界においても一卵性双生児がそうです。

人間のクローンを人工的につくることは各国が法律で禁止していますが、ペットのクローンはすでに中国、韓国、米国などで商業化されています。

 

哺乳類であるペットのクローンを人工的につくるには、大きく分けて、①受精後発生初期の細胞を使う方法(受精卵クローン)と、②成体の皮膚や筋肉などの体細胞を使う方法(体細胞クローン)があります。

https://www.mext.go.jp//b_menu/shingi/kagaku/klon98/index.htm

 

①の方法は、精子と卵子が受精した受精卵が1632細胞まで分裂した段階でそのひとつを分離し、除核した未受精卵と電気刺激により細胞融合させます(核移植)。

この方法では、生まれてくる個体の遺伝的な特徴を正確に予測することはできません。また、これまで飼っていたペットと遺伝的に同じクローンを生み出すこともできないのです。

ただし、畜産分野においては優れた系統の子供を多数生産することができ、現在では広く応用されています。

 

これに対して②の方法では、成熟した個体の体細胞から取り出した核を、核を取り除いた未受精卵に移植して母体の子宮に戻すことにより新しい個体を作成します。

新しく生まれてくる個体は親とほぼ同じ遺伝子の組み合わせを持っており、親個体と同じ遺伝子を持つ個体を理論上は無限に作ることが可能です。

ただし、哺乳類における体細胞クローン技術は代理母は流産する割合が高いため、成功率は210%程度とされます。中国でペットのクローン作成を行っている企業でも「無事に生まれるのは3割程度」と認めているそうです。

そこで、体細胞クローンでは一匹のクローンペットをつくるのに、卵子を提供したり代理母となったりする複数の雌を用意しなければなりません。そのためコストがかかり、倫理的にも問題があるのではないかと指摘されています。

 

ひと口にクローンと言っても、そこにはいろいろ難しい問題があるようです。

 

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