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ペットのクローンが当たり前になる日 (1) そもそもクローンとは何か?

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これまで飼っていたワンちゃん、ネコちゃんと遺伝的に同じペットを再び迎えることが可能な時代になってきました。すでに中国、韓国、米国などではそうしたサービスを提供する企業が登場しています。

ペットのクローンが当たり前になる日は来るのか。今回はまずクローンとは何かについて確認しましょう。

 

 

人間を含めすべての生物は、「細胞」が集まってできています。生物を作る基本単位が細胞です。

細胞には、原核細胞(細菌・ラン藻類=原核生物)と真核細胞(動物・植物=真核生物)の2種類があります。

 

このうち動物・植物=真核生物の細胞は「細胞核」を持っており、その中の「染色体」に遺伝子情報(DNA)が納められています。

真核生物の細胞はすべて、細胞核に収められた遺伝子情報(DNA)によって形づくられますが、真核生物は親である雄と雌からそれぞれ遺伝子情報を引き継ぐため、子は親とは異なる遺伝子情報を持っています。

https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/bb0030.html

 

これに対し、細菌・ラン藻類=原核生物は細胞分裂によって子を残していくため、基本的に同じ遺伝子情報(DNA)を持つ子が生れます。こうした「遺伝的に同一である生物」をクローンといいます。

 

このようにクローンはもともと原核生物にみられるものですが、人間が他の生物に働きかけることで真核生物においても人工的にクローンがつくられるようになりました。

例えば、古くから行われてきた植物の挿し木は、親株の一部を切りとり発根させて増やすもので、クローンができます。

 

動物のクローンについては、1891年にウニの胚(はい:受精卵のごく初期の段階)を分割することで作成されたのが初めてです。また、1975年に成体のカエルの皮膚細胞から採取した核を別のカエルの卵子に移植し、クローンを生み出すことに成功しました。

 

哺乳類のクローンは1996年、イギリスのロスリン研究で作製されたヒツジの「ドリー」が最初です。このときは世界的な大ニュースになりました。理論的には人間のクローンをつくることも可能になったからです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC_%28%E7%BE%8A%29

 

 

その後、体細胞の核移植による哺乳類のクローン作製は、ウシ、ネズミ、ブタ、サルなど多くの動物で行われ、その中にはネコとイヌも含まれます。

 

ネコのクローンは2001年、アメリカのテキサスA&M大学で作製され、2004年には初めての商業用ペットとしてのネコのクローンが、カリフォルニアのGenetic Savings & Clone社によって作製されました(同社は生命倫理上の問題などで2006年に廃業)。

 

イヌについては、哺乳類の中でもクローン作製が難しいと考えられていましたが、2005年に韓国の研究者グループによって成功しました。

また、2017年には世界初の遺伝子組み換えクローン犬「竜竜」が中国で作製され、その後、商業ベースでペットのクローン作製を手掛けるベンチャーとしてこれまで500匹以上を送り出しています。

ちなみに、この中国のベンチャーでは2019年にはクローン猫の作製も手掛け始め、これまで500匹近くを顧客に届けてきました。価格は犬が5万ドル(約700万円)、猫は4万ドル(約560万円)からだそうです。

 

 

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