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ウィズコロナ時代のペットとの関わり方(3)

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今回の新型コロナウイルスでは、ペットと人との間の感染はあまり心配することはないようです。

しかし、他にもペットから人に感染する病気はいろいろあります。

この機会にもう一度、感染症という観点からペットとの関わり方を考えておきましょう。

 

動物から人間にうつる感染症を「人畜共通感染症」と言い、日本国内で発症するものは約50種類もあります。

健康な人の場合、感染してもほとんど発病することはないとされますが、乳幼児や高齢者、基礎疾患などで免疫力の低下している人は注意が必要です。

代表的なものをいくつかあげておきます。

 

  • 狂犬病

狂犬病ウイルスが原因の感染症です。発病した犬に噛まれると、唾液などを通じて20%以上の人が感染し、発症すればほぼ100%死亡するとされます。日本では60年以上、国内での狂犬病の発症は報告されていませんが、海外ではいまでも毎年5万人以上が亡くなるとされ、特にアフリカやアジアでは注意が必要です。

 

  • オウム病

小鳥がもつ微生物のクラミジアが原因の感染症です。オウム病といいますが、実際はインコからの感染がほとんどです。病原体が混じった糞便が乾燥して空気中を漂う飛沫となり、それを吸い込むことで感染します。高熱、悪寒などインフルエンザに似た症状が現れ、まれに死亡することもあります。

 

  • アメーバ赤痢

原虫である赤痢アメーバが原因の感染症です。人から人にうつるケースが多いものの、東南アジアやアフリカから輸入されるミドリガメや猿から感染するケースもあるといわれています。

 

  • 犬回虫症・猫回虫症

犬及び猫の小腸に寄生する線虫が原因の感染症で、日本を含め世界中で広く見られます。人にも感染する可能性があり、人に感染した場合は消化管ではなく肺や肝臓など様々な臓器に移って症状が出ることがあります。特に、乳幼児では注意が必要とされます。

 

 

 

  • ネコひっかき病

ノミの一種であるネコノミに寄生しているバルトネラヘンセレという細菌が原因の感染症です。この細菌に感染した猫や犬ひっかかれると、首やわきの下などひっかかれた部位に関係したリンパ節が腫れ上がります。この細菌は猫や犬の唾液中にも分泌されるため、ひっかかれるだけではなく、咬まれたり、口移しで唾液に触れたりすることで人へ感染することがあります。

 

  • Q熱(リケッチア)

コクシエラバーネティーというリケッチア(病原体)の一種が原因の感染症です。家畜やペットに感染し(症状がないことが多い)、それが人にうつります。人にうつって発症するのは半数程度ですが、発症した場合は、インフルエンザに似た高熱、悪寒、筋肉痛などの症状が出て、ときには命にかかわることもあります。

Q熱と呼ばれるのは当初、原因不明の発熱(Query fever)と呼ばれていたためとされます。

 

今回の新型コロナをひとつのきっかけに、「人畜共通感染症」について改めて注意し、少しでも変だと思ったら早めに病院へ行きましょう。

ペットから病気が感染する可能性もあるという事をしっかりと認識して、ペットと上手につきあいたいものです。

 

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