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犬の祖先はオオカミなのか(1)

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ペットの中でも最も古くから人間の友達だったのが犬です。しかし、その起源や人間とのかかわりについては、まだまだ不明な点が多いとされます。「人間の最良の友 (Man’s best friend)」とも言われる犬の起源についてまとめてみました。

 

  • 犬は人間との関係で生まれた?

 

 

犬(イヌ)は私たち人間が最初に飼いならし、家畜とした動物といわれます。

 

その祖先について以前は、アラスカからシベリア、サウジアラビアまで北半球に広く生息するタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)がその祖先だとされてきました。

 

しかし、犬とオオカミのゲノム(遺伝子)の解析により、最近は犬の祖先はすでに絶滅した別のオオカミであることが確実視されるようになったそうです。犬とタイリクオオカミとは、すでに絶滅したこの未知の種から生まれた兄弟の関係にあたるというのです。

生物種として近いことは、犬とオオカミを交配させることができ、生まれた子が繁殖することからも分かります。

 

犬とタイリクオオカミが系統的に分かれたのはいつ頃なのか。一説では1万5千年から3万年ほど前ではないかといわれます。かなり幅があるのはDNAの変化などから推測するためですし、このあたりの事実関係にはまだよくわからないことも多く、議論が続いているようです。

 

ただ、犬とオオカミから系統的に分岐するにあたっては、人間(ホモ・サピエンス)の存在が大きく関係していたといわれます。

野生のオオカミは決して人間になつきません。しかし、小さい頃に親から離れ、人間に育てられることで形や性質が変わってくるのです。

 

ロシアの大学で行われた研究では、従順でおとなしいギンギツネを選抜して育てていくと、何世代かするうちに、毛皮にブチが入り、垂れ耳になり、尻尾が巻き、鼻は短く、額の幅が広くなるそうです。ラットやミンクなどでも、同様の変化がみられるといいます。

毛皮の模様や垂れ耳、巻いた尻尾、短い鼻、広い額などは、人間に馴れた結果なのです。

 

そういう意味では、犬は人間との関係で生まれてきた最初の動物種だということができるのかもしれません。

 

※参考:日経サイエンス社『別冊日経サイエンス 犬と猫のサイエンス』など

 

 

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