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歴史上、最も盛大だったペットのお葬式とは?

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いまではペットの葬儀も普通になりましたが、かつては非常に珍しかったはずです。しかし、例外的といっていいほど盛大だったのが忠犬ハチ公のお葬式でした。

 

 

  • 渋谷駅で盛大に行われた忠犬ハチ公の葬儀

ハチは1923年(大正12年)11月に秋田県で生まれた秋田犬です。生まれてすぐ、愛犬家だった東京帝国大学農学部の上野栄三郎という教授に引き取られ、渋谷に近い松濤で暮らし始めました。毎日、上野教授の出勤を見送り、ときには渋谷駅まで送り迎えすることもあったそうです。

しかし、上野教授は1925年(大正14年)に急死。その後、ハチは教授宅に出入りしていた植木職人のもとに預けられました。その頃から、渋谷駅で亡くなった主人の帰りを待つハチの姿がよく見られましたが、長い間、通行人や子どもたちから虐められたり、いたずらされたりしていました。

数年後、そんなハチを可哀そうに思った日本犬保存会の初代会長が東京朝日新聞に「いとしや老犬物語、今は世になき主人の帰りを待ちかねる七年間」というタイトルで投書したところ、一躍「忠犬ハチ公」として有名に。アイドル並みの人気を集め、1934年(昭和9年)には駅前に銅像が設置されることとなり、除幕式にはハチ自身も参列したそうです。

とはいえ翌1935年(昭和10年)、ハチは駅から少し離れた路地の入口で死んでいるのを発見されました。

ハチの死後、渋谷駅ではハチの告別式が行われ、多くの人々が参列。近くのお寺から十数人の僧侶が来て読経し、花環や生花、手紙や弔電、さらには香典も続々と寄せられ、盛大な葬儀が執り行われたといいます。

 

ハチの亡骸は剥製にされ、現在は東京・上野の国立科学初物館に所蔵されています。また、青山霊園にある上野教授の墓の隣には、ハチのお墓として祠がつくられました。

現在、ハチ公前にある銅像は戦後に再建されたものですが、再建にあたっては当時のGHQの愛犬家の有志が支援していたとか、再建直後に来日したヘレン・ケラーがハチ公像を訪ねて触れたといった逸話が伝わっています。

ハチはまた、これまで何度か映画やテレビドラマに取り上げられ、2009年(平成21年)にはリチャード・ギア主演『HACHI 約束の犬』としてリメイクされたりもしています。

 

葬儀をはじめ、これだけ多くの人の記憶に刻まれたペットは、ほかにはいないのではないでしょうか。

 

 

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